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2024.5.27

台風接近時に車を守る方法とは?

 5月29日(水)にかけて台風1号が北上する関係で、
沖縄や九州から関東甲信で警報級の大雨が降る恐れがあります。

大雨が降ったり強風によるトラブルが想定されますが、
具体的に車がどんな被害に遭うのかを考えてみましょう。

(以下くるまがより抜粋)

 

大雨によるトラブル

●エンジン故障

 道路が冠水し、吸気ダクトやマフラーからエンジン部分に水が入ると、
エンジンが止まり故障に至る可能性があります。このような状態で走行を
続けようとするとエンジン自体に負担がかかり、
エンジンの故障に繋がる場合もあります。

●泥水や海水による車内環境の悪化

 水が車内まで入り込んだ場合、フロアマットやシートに泥水や
海水が染み込み、カビや雑菌が繁殖する可能性があります。
シートなどを交換しても臭いが残る場合もあり、中古車として
販売することも難しく、廃車になるケースも少なくありません。

 

強風によるトラブル

●飛来物による損傷

 枝や看板が強風で吹き飛ばされ、車にぶつかることで損傷を
受ける場合があります。損傷の程度は飛来物の大きさや重さ、
風速によって異なります。
気象庁の「風の強さと吹き方」によると、
平均風速が20m/s以上で看板や屋根瓦が飛ぶ、35m/sで樹木や
電柱街灯が倒れるとされています。台風の接近時はこのような事が
起こりうる前提で警戒しましょう。

●走行中・停車中の横転

 台風の風力は20m/s以上にもなり、車を横転させるほどの力を
持っています。
気象庁によると瞬間風速が40m/s以上になると、
走行中のトラックが横転するレベルとされています。
特にビルの谷間、橋の上、海岸沿いは風の影響を受けやすくなるので
注意が必要です。

 

事前の備えで車を守ろう

●ハザードマップを確認する

 ハザードマップとは大雨による浸水や、土砂災害などの自然災害の
被害予測をし、地図上に反映させたものです。ハザードマップを
確認することで災害の危険性が高い地域を把握できるので、自宅や
駐車場の災害リスクが高い場所だった場合に事前に安全な場所へ
移動させることができます。

 ハザードマップは国土交通省のハザードマップポータルサイト
確認できます。一般的に海岸や河川の近くは浸水の、山間部や扇状地、
急斜面は土砂災害のリスクが高まります。これらの位置に駐車している
場合は、事前に車を移動させることを検討しましょう。

●垂直避難をする

 浸水や土砂災害などの被害を避けるため、車を高台や立体駐車場などへ
移動させる「垂直避難」を行いましょう。安全な高台や立体駐車場を
予め探しておくことで、いざという時にすぐ移動を開始できます。
最近ではショッピングモールやパチンコ店など立体駐車場のある施設が
災害時に近隣住民のために駐車場を開放するという店舗も
出てきていますので、積極的に利用するようにしましょう。

 

最後に
 台風から車を守るには、事前の情報収集と早めの対策が大切です。
「台風被害がなかったら無駄になる」と思わず、「来なかったらそれで
よかった」という気持ちで、台風が接近したら早め早めに対策を
打つようにしましょう。
有事の時だからこそ落ち着いて、
大切な家族や車を守るための行動をお願いいたします。

詳しくはくるまがの記事をご参照ください。
URL:https://www.carmanagementservice.com/mail/200917.html