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2025.12.18

踏切事故に遭わないためには

くるまがよりピックアップ

踏切事故の件数は、1960年代5,000件超から200件台となり
長期的には減少しています。しかし、2021年に200件を切ったものの
2023年258件発生しており、近年は200件前後で推移しています。

踏切事故の原因のほとんどは直前横断と言われています。
列車が接近している状態で急いで踏切を渡る、さらに遮断機が
下りているにもかかわらず踏切へ侵入するといった無理な横断をして
事故に遭うケースが半数近くを占めています。

そこで今回は、踏切事故の発生原因や事故を起こさないための
対策についてお話したいと思います。

守ろう!踏切横断時のルール
1:踏切の直前では停止
2:警報機や遮断機が作動したら、絶対に進入しない
3:踏切内でとどまらない

もし踏切でトラブルに遭ったら
・車が動かせる場合
    慌てずそのまま車を進め、遮断桿を押し上げて脱出します。
・車が動かせない場合
    まずは踏切の外へ脱出しましょう。
    そして、踏切に設置されている非常停止ボタンを押し、列車の転士に
異常を知らせます。

踏切事故が発生すると、事故処理に伴う長時間の運転見合わせなど
鉄道を利用している多くの人にも影響が及び、
場合によっては鉄道会社から損害請求を受ける場合があります。

また、踏切事故は列車脱線事故といった大事故も誘発すると言われています。
踏切事故を防ぐには、踏切手前での一旦停止安全確認など、基本的な
ルール・マナーの遵守が求められます。

一人一人が意識することはもちろん、
企業内で安全運転管理をされている方は、従業員への教育も忘れずにお願いします。